空気清浄機を24時間つけっぱなしにしても、静音運転なら電気代は月100円に届きません。
負担になるのは風量そのものではなく、強い風量で回している時間のほうです。
家庭用の空気清浄機は、静音運転で2〜5W、強運転で40〜60Wを使います。
同じ本体でも、使い方しだいで月額に10倍以上の差が出ます。
要点
- 電力量の目安単価: 31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会)
- 24時間×30日: 720時間
- 静音運転(約3W): 月 約67円
- 強運転(約50W): 月 約1,116円
電気代は消費電力・運転時間・単価の三つだけで決まります
計算に必要な数字は三つしかありません。
一つ目が、運転モードごとの消費電力です。
二つ目が、1か月に動かす時間で、24時間運転なら720時間になります。
三つ目が電力量の目安単価で、ここでは31円/kWhを使います。
唯一の注意点は、ワットのまま計算せず、1000で割ってキロワットに直すことです。
静音運転3Wなら、0.003kW × 720時間で2.16kWhです。
31円をかけて、月約67円になります。
720時間運転したときの月額。単価31円/kWhで計算した概算です。
強運転は1日1時間だけ、が現実的な落としどころです
一日中を強運転で通すと、月額は1,000円を超えます。
かといって静音運転だけでは、花粉や調理の煙を吸い切れません。
現実的なのは、帰宅直後や料理のあとに1時間だけ強運転を入れる使い方です。
50Wを1日1時間なら月に1.5kWh、およそ47円の上乗せで済みます。
静音運転の67円と足しても、月114円前後です。
近年の機種はセンサーで風量を自動調整しますので、自動運転に任せるのが結局いちばん安く付きます。
電気代を左右するのは本体の値段ではなく、強運転で回している一日あたりの時間です。
短い外出なら、切るより静音運転のまま置くほうが安く済みます
こまめに消せば電気代が下がる、とは限りません。
停止中に床へ落ちたほこりを吸い直すため、再起動のたびに強運転が働きます。
数十分の外出であれば、静音運転のまま放置したほうが総消費電力は小さくなります。
目安として、2時間以内の不在なら切らないほうが得です。
留守が半日を超えるようなら、迷わず電源を落としてください。
ただしフィルターの寿命も運転時間で縮みますので、電気代だけで判断しないほうが安全です。
家庭の省エネ情報を確認する資源エネルギー庁 省エネポータル →
待機電力と加湿機能は、別枠で足し算してください
本体を止めていても、電源プラグを挿している限り待機電力がかかります。
目安は0.2〜1Wで、月にすると5〜20円ほどです。
金額としては小さいので、抜き差しの手間に見合うかは考えどころです。
見落としやすいのは加湿機能つきの機種のほうです。
加湿を入れると10〜20Wが上乗せされ、冬のあいだは月額が数百円動きます。
運転モード別の消費電力は、製品ページの「消費電力」欄にたいてい明記されています。
実機の数字を確かめたい方は、Levoit Vital 200S-P レビューでモード別の実測値を挙げています。