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加湿器を使っても湿度が上がらない原因は、加湿能力と換気で逃げる量です

室内の湿度を表示している湿度計の文字盤の接写

Photo by Jonathan Cosens Photography on Unsplash

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加湿器を回しているのに湿度が上がらないとき、原因のほとんどは故障ではありません。

部屋の広さに対して加湿能力が足りないか、換気で湿った空気が逃げているかのどちらかです。

まず湿度計の数字を確かめてください。

30%台で止まっているなら、以下の三つを順に見ていけば原因にたどり着きます。

要点

  • 室内の目安湿度: 40〜60%
  • 建築物衛生法の管理基準: 40%以上70%以下
  • 24時間換気の入れ替え量: 1時間あたり室容積の0.5回
  • 木造和室8畳に必要な加湿能力: 約500mL/h

最初に疑うのは、適用床面積と部屋の広さのずれです

加湿器に書かれた畳数は、加湿能力から機械的に換算した数字です。

木造和室は60で割り、プレハブ洋室は37で割ります。

300mL/hの機種なら、木造和室で5畳、プレハブ洋室で8畳が上限です。

リビングで使うには小さすぎます。

加湿能力 木造和室 プレハブ洋室
300mL/h 5畳 8畳
500mL/h 8.5畳 14畳
700mL/h 12畳 19畳

実際の部屋は、この表よりも条件が悪いのが普通です。

吹き抜けがあれば天井の高さぶん容積が増えますし、引き戸を開けていれば隣の部屋まで加湿することになります。

迷ったときは、表示畳数の1.5倍の能力を選んでおくと外しません。

換気で逃げる分は、加湿能力の半分に届くことがあります

2003年以降に建てられた住宅には、24時間換気の設置が義務づけられています。

1時間に部屋の空気の0.5回ぶんが、外の乾いた空気と入れ替わる計算です。

冬の外気はもともと水分量が少ないため、入れ替わるたびに室内の湿度が下がります。

これは故障ではなく設計どおりの動作ですので、換気口を塞ぐのは避けてください。

有効な対策は、加湿する範囲を狭めることです。

寝室の扉を閉めて8畳に絞れば、同じ加湿器でも数字が動き始めます。

加湿器の力が足りないのではなく、加湿しようとしている部屋が広すぎるだけのことが多いのです。

フィルターの目詰まりは、気化式とハイブリッド式で真っ先に効きます

気化式とハイブリッド式は、湿らせたフィルターに風を当てて水分を飛ばす方式です。

フィルターに水道水のミネラルが固まると、吸い上げる水の量が落ちます。

見分け方は簡単で、フィルターが硬く白っぽくなっていたら洗浄か交換の時期です。

目安は1か月に1回のクエン酸洗浄、1〜2シーズンでの交換になります。

超音波式をお使いなら、振動子の表面に白い膜が付いていないか確認してください。

タンクに水が残っているのに霧が細くなった場合は、たいていここが原因です。

建築物環境衛生管理基準を確認する厚生労働省 公式サイト

それでも上がらないなら、湿度計の置き場所を疑ってください

湿度計を加湿器のすぐ横に置けば高く出ますし、窓際に置けば低く出ます。

正しい位置は、床から1〜1.5mの高さで、壁や窓から離れた場所です。

加湿器本体からは1m以上離してください。

暖房の風が直接当たる場所も避けます。

エアコン暖房を使っている部屋は、そもそも湿度が下がりやすい環境です。

設定温度を1℃下げるだけでも、同じ水量で相対湿度は上がります。

大容量の機種が必要だと判断したときは、Levoit LV600S レビューで加湿能力とタンク容量の数字を確認できます。

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