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ヘッドホンが一世代前になるのは、ふつう買い手にとって悪い知らせだ。この機種では逆になっている。
XM6が出て、XM5は売り場に残り、現行だったころには一度も届かなかった価格まで下がった。
結論から
長距離のフライトと列車移動なら、支払った額に対して消える騒音の量はいまだにこれが最大だ。ただし値下げ時に買うこと、そしてケースの大きさを許せることが条件になる。
実売は定価を大きく下回った状態が続いている — 現在価格を確認する。
ソニーはXM5をマイク8基と専用プロセッサーで組み立て、低い周波数の騒音に照準を合わせた。
レビュアーの評価も一致している。エンジンの唸り、トンネルの轟音、巡航中の機内のこもった音——この種の音に対してはこの価格帯の最上位だ。Amazonでは4万件台のレビューで評価4.4。合意の層は薄くない。
重量250 g再生ANCオンで30時間マイク8基コーデックLDAC・AAC・SBC有線3.5mmケーブル同梱
数字が買ってくれるもの
30時間は片道ではなく旅程まるごと
ノイズキャンセリングを入れたまま30時間あれば、欧米への往路・復路と、両端のタクシー移動まで賄える。
連続使用で1日半だ。実際には毎晩ではなく週1回の充電で足りるという意味になる。
移動中の騒音に狙いを定めたマイク8基
ノイズキャンセリングが最も効くのは低くて一定の音だ。マイク8基と専用チップは、その効きを巡航高度でも維持するための構成である。
近くの会話にはずっと効きが弱い。これは欠陥ではなく物理で、この価格帯のどの機種も逃れられない。
同梱の3.5mmケーブルは、小さな仕様で効果が大きい
このケーブルは機内エンターテインメントの端子に挿さる。前席の画面の音を自分のヘッドホンで聴く方法は、これしかない。
電池が切れても再生が止まらないという意味でもある。同クラスでケーブルを同梱する機種はもう少ない。
| WH-1000XM5 | Bose QuietComfort | |
|---|---|---|
| ANCオン再生 | 30時間 | 24時間 |
| 重量 | 250 g | 235 g |
| 折りたたみ | 不可 | 可 |
| コーデック | LDAC・AAC・SBC | SBC・AAC |
知っておくべき3つの弱点
折りたためない
XM4はハウジングが内側に折りたためた。XM5は平たく寝るだけで、ケースがかさばる。荷物が詰まった機内持ち込みバッグはその差に気づく。
一世代前の製品である
WH-1000XM6がすでに出ている。値下げを生んだのもこれで、いずれ生産終了へ向かう理由も同じだ。
ヘッドバンドが合わない人がいる
頭が小さい人のレビューでは、側圧が強いという指摘が繰り返し出てくる。装着感だけはスペック表から読み取れない。
向く人・向かない人
こんな方に向きます
- 長距離の移動が多く、値下げ価格で最強クラスの静けさがほしい
- LDACとマルチポイントで、スマホとノートPCを同時に繋いでおきたい
- 機内の画面や電池切れに備えて有線の逃げ道がほしい
こんな方には向きません
- 荷物を軽くしたく、ケースがかさばるのが許せない
- 保証期間も含めて最新モデルを持ちたい
いくらで買うか
この機種を定価で買う理由はほとんどない。後継機の発売以降は値引きが常態化しており、最も下がるのは大型セールの時期だ。
定価とセール価格の差が大きいぶん、他の製品よりも買う時期が効いてくる。急ぎでなければセールを待つほうがいい。
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購入前によくある質問
XM5を買うべきか、XM6の値下がりを待つべきか
いま必要なら、セール価格のXM5のほうが差は大きい。XM6が同じ値引き幅に届くまでには1年近くかかる。
実際にどのくらい静かになりますか
低い唸りには強く、人の声には弱い。エンジン音が消えて後ろの人の声が消えない理由はノイズキャンセリングの仕組みで解説している。
いまもファームウェア更新はありますか
ソニーはこのシリーズにファームウェアを供給し続けており、LDACとマルチポイントの同時利用を可能にした更新もその一つだ。後継機の発売でサポートが止まったわけではない。
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