生活air-purifiercadrhepahome

CADRとは?空気清浄機の「速さ」を示す数字の読み方

テーブルの上に置かれた薄型の空気清浄機と花瓶のある室内

Photo by tommy picone on Pexels

シェア

CADRは、空気清浄機が1時間にどれだけの量の空気をきれいにできるかを示す数字です。

「どれだけきれいになるか」ではなく、「どれだけ速く入れ替わるか」を測っています。

単位は**立方メートル毎時(m³/h)**で、海外製の機種では立方フィート毎分(cfm)が使われることもあります。

CADRは性能の高さではなく、処理の速さを測る数字です

CADRが240m³/hなら、1時間に240立方メートル分の空気を清浄できる能力があるという意味になります。

フィルターの性能そのものを表した数字ではありません。

同じHEPAフィルターを積んでいても、送風量が小さければCADRは伸びません。

フィルターの目の細かさと、風を送る力。この二つの掛け算がCADRです。

表示は3種類あり、基準にすべきはたばこの煙です

海外表示のCADRは、たばこの煙・ほこり・花粉の3つに分かれています。

粒子の大きさが違うため、同じ機械でも数字が変わります。

いちばん小さいのはたばこの煙で、0.1マイクロメートル前後の粒子まで含みます。

花粉は10マイクロメートル前後と大きく、捕まえるのは比較的容易です。

3つのうち一つだけ見るなら、最も条件の厳しい「たばこの煙」の数字を選んでください。

日本のカタログでは「適用床面積」がCADRの役目を担います

国内メーカーの製品には、CADRではなく**適用床面積(畳)**が書かれています。

30分で何畳分の空気をきれいにできるかを表した数値で、考え方はCADRと同じです。

どちらも、性能ではなく速さの指標だと考えてください。

注意したいのは、この数字が最大風量で測られている点です。

最大風量は運転音が大きく、就寝中に使える設定ではありません。

そのため、実際の部屋より広い適用畳数の機種を選ぶのが基本になります。

適用畳数ぴったりの機種を買うと、静かな風量では能力が足りません。

部屋の広さから、必要な数字は逆算できます

床面積に天井の高さをかけて、部屋の容積を出します。

12畳は約20㎡ですから、天井高2.4mなら容積は約48立方メートルです。

空気清浄機では、1時間に5回ほど空気を入れ替えるのが目安とされています。

48に5をかけて、必要なCADRは240m³/hという計算になります。

160 8畳(約13㎡) 240 12畳(約20㎡)

天井高2.4m、1時間に5回の入れ替えを前提とした必要CADRの目安(m³/h)。

同じ計算を8畳(約13㎡)で行うと、必要な数字は約160m³/hになります。

花粉やペットの毛が気になる部屋では、この目安を1.5倍ほど見ておくと余裕が出ます。

交換フィルターの費用まで含めて比べます

CADRが高い機種ほど、フィルターも大きく高価になります。

交換の目安は機種により1年から2年、費用は**¥5,000〜¥15,000**程度が一般的です。

本体価格だけで比べると、5年使ったときの総額が逆転することがあります。

集じんフィルターと脱臭フィルターが別売りの機種は、両方の価格を確認してください。

数字を実機でどう読むかはBlueair Blue Pure 311i Max レビューでも扱っています。

適用床面積の規格を確認する日本電機工業会 公式サイト

適用床面積の測り方は、日本電機工業会が規格として定めています。

カタログの数字が同じ条件で測られたものかどうかは、この規格を手がかりに確認できます。

📰 関連記事

もっと見る →
CADRとは?空気清浄機の「速さ」を示す数字の読み方 — SharkScouter