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空気清浄機の「毎時4.8回」は、部屋の空気を4.8回分きれいにできる速さです

白い壁と寄せ木張りの床が広がる、家具の少ない明るい寝室の室内

Photo by Max Vakhtbovych on Pexels

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「4.8回/時」は、1時間にその部屋の空気を4.8回分きれいにできる、という意味です。

英語ではACH(Air Changes per Hour)、日本語では換気回数と呼ばれます。

カタログに並ぶ数字のうち、機械の能力と部屋の広さを同時に含んでいるのはこれだけです。

だから適用畳数よりも、体感に近い数字になります。

換気回数は、風量を部屋の容積で割った数字です

覚える式はひとつだけです。

換気回数 = 風量(㎥/時) ÷ 部屋の容積(㎥)

部屋の容積は、床面積に天井の高さをかけて出します。日本の住宅なら天井高は2.4mが標準です。

8畳は約13㎡ですから、容積はおよそ**31㎥**になります。

ここに風量240㎥/時の機種を置くと、240 ÷ 31 で約7.7回/時です。

同じ機種を20畳(約33㎡、容積80㎥)の部屋に移すと、3回/時まで落ちます。

機械は同じなのに、部屋が変われば数字が変わる。適用畳数の表示だけでは、この差が見えません。

花粉やハウスダストが目的なら、4回/時が下限です

必要な回数は、何のために置くかで変わります。

生活臭やほこりを普段どおり保つ用途なら、2回/時で足ります。

花粉やハウスダスト対策として置くなら、4回/時が下限の目安です。

ぜん息やアレルギーの症状を抑えたいなら、5回/時まで上げます。

ぜん息 5回/時 花粉 4回/時 通常 2回/時

用途別に必要な毎時換気回数の目安(同じ部屋・同じ天井高で比較)

回数が増えるほど、漂っている粒子が床に落ちる前に回収される割合が上がります。

反対に2回/時では、花粉の季節にほとんど体感が出ません。

適用畳数ちょうどで選ぶと、2回/時にしかなりません

ここが、カタログを読むうえでいちばん誤解されるところです。

日本の適用畳数は、規格の粉じんを30分で取りきれる広さとして表示されています。

適用畳数ちょうどの部屋で選ぶと、換気回数はおよそ2回/時にしかなりません。

30分で1回分ですから、1時間では2回分。つまり適用畳数は、2回/時相当の表示です。

「部屋の広さの2倍の畳数で選ぶ」という定石は、これを4回/時へ引き上げるための調整にすぎません。

18畳対応の機種を9畳の部屋に置く。数字の上では、それで倍の速さになります。

機種ごとの実際の風量は、空気清浄機のおすすめ3選 2026 — どれが誰に向くかで比較しています。

静音運転に落とした時点で、数字は3分の1になります

カタログの風量は、最大運転のときの値です。

静音運転では風量が3分の1前後まで下がります。7.7回/時の機種が、2〜3回/時に落ちる計算です。

寝室で一晩中つける使い方なら、この落ち込みを見込んで一段大きい機種を選びます。

置き場所でも実際の回数は下がります。壁際や家具の裏では、吸えない空気が生まれるからです。

計算式は、部屋の空気が完全に混ざる前提で成り立っています。現実の部屋は、そこまできれいには混ざりません。

適用床面積の表示基準を確認する一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)

ですから7.7回/時という数字は、上限だと考えてください。

実測が半分になっても、それは故障ではありません。

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