1台にまとめるか、2台に分けるか。分かれ目は加湿を何か月使うかです。
日本で加湿が要るのは、おおむね11月から3月までの5か月ほどです。
残りの7か月、加湿空気清浄機はタンクと加湿フィルターを抱えたまま動き続けます。
その7か月をどう扱うかが、この選択のすべてです。
買うときの差より、使わない季節の差が大きく出ます
価格だけ見れば、1台にまとめたほうが安く済むことが多いです。
コンセントも1つ、置き場所も1か所で足ります。
問題はそのあとです。
| 加湿空気清浄機(1台) | 空気清浄機+加湿器(2台) | |
|---|---|---|
| 置き場所 | 1か所 | 2か所 |
| 夏の扱い | 加湿部を本体に抱えたまま使う | 加湿器はしまえる |
| 手入れ | 加湿トレーの掃除が通年ついて回る | 使う季節だけ |
| 交換部品 | 集じん・脱臭・加湿の3種 | 機種ごとに別 |
| 故障したとき | 両方の機能が止まる | 片方は使える |
1台にまとめて困るのは買うときではなく、使わない季節の手入れです。
加湿部を空のまま放置すると、においの元になります
加湿トレーと加湿フィルターは、水が残ったままだとぬめりとカビが出ます。
夏に加湿を止めていても、トレーに水が残っていれば同じです。
使わない期間に入る前に、乾かしてから収納する手順が要ります。
本体から外せる機種ばかりではなく、ここが分解しにくい機種もあります。
購入前に、加湿トレーが工具なしで取り外せるかを確認してください。
手入れ不足の加湿装置は、細菌が繁殖する場所になります。
家電の事故情報と注意喚起を見る製品評価技術基盤機構(NITE)公式サイト →
交換部品は1台にまとめても減りません
加湿フィルターは集じんフィルターとは別部品で、目安は1年から3年での交換です。
そこに集じんフィルターと脱臭フィルターが加わります。
1台にしても、買う部品の種類は3つのままです。
2台に分ければ、加湿器を買い替えたときに空気清浄機のフィルターは影響を受けません。
長く使うほど、この独立性は効いてきます。
置き場所が1つなら1台、部屋が分かれるなら2台です
ワンルームや、リビングだけで使うなら1台で足ります。
動かす手間もコンセントも1つで済み、掃除の対象も1か所です。
一方、加湿は寝室、空気清浄は花粉の入るリビング、という使い分けをしたい家は2台が向きます。
加湿器は小型で軽く、寝室に置きやすいのが利点です。
空気清浄機は大きくても構わないので、広い部屋に合わせた畳数で選べます。
1台にまとめると、この置き分けができません。
加湿を毎年使わないなら、単機能で十分です
去年の冬、加湿器を何回出しましたか。
一度も出さなかったなら、加湿機能はそのまま費用と手入れだけを増やします。
本体も加湿タンクのぶんだけ大きく、重くなります。
集じんに専念した単機能機は、同じ価格帯なら本体が小さく、静かな傾向があります。
単機能機の実例は、Blueair Blue Pure 311i Max レビュー:判断を決める5つの数字で数字を確認できます。
迷ったときは、置き場所の数を先に数えてください。
1か所しか置けないなら1台、2か所あるなら2台。そこがいちばん外れにくい判断です。

