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外音取り込みモードとは?ノイズキャンセリングの逆をする機能

ヘッドホンを着けた人が駅のホームで電車の前に立っている様子

Photo by shi on Unsplash

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外音取り込みモードは、イヤホンを着けたまま周囲の音を聞くための機能です。

外側についたマイクが拾った音を、そのままドライバーから流します。

ノイズキャンセリングと同じマイクを使いますが、やっていることは正反対です。

ノイズキャンセリングは、騒音と逆位相の音をぶつけて打ち消します。

外音取り込みは、拾った音を足して聞かせます。

引き算か、足し算か。違いはそこだけです。

名前はメーカーごとに違いますが、中身は同じ機能です

ソニーは「外音取り込みモード」と呼びます。

Appleは「外部音取り込みモード」です。

Boseは「Awareモード」、Soundcoreは「外音取り込みモード」と表記します。

カタログで別の言葉に見えても、探しているものは同じです。

英語表記なら TransparencyAmbient Sound のどちらかが書かれています。

耳から外したくない場面のための機能です

駅のホームでアナウンスを聞くとき。

レジで金額を言われるとき。

機内で客室乗務員に話しかけられたとき。

どれもイヤホンを外せば済みますが、外せば片方を落とす危険が出ます。

完全ワイヤレスが普及してからこの機能の価値が上がったのは、そのためです。

ソニーの一部機種には「スピーク・トゥ・チャット」があります。

自分が話し始めると再生が止まり、自動で外音取り込みに切り替わります。

外音取り込みは耳を空ける機能ではなく、外さずに済ませるための機能です。

裸耳と同じには聞こえません

マイクとドライバーを一度通った音なので、生の音とは質が変わります。

多くの機種で、人の声はやや高く、平たく聞こえます。

自分の声は逆にこもります。耳をふさぐ構造そのものは変わらないためです。

もうひとつの弱点が風切り音です。

外向きのマイクに風が当たると、ゴーッという低い音が入ります。

風の強い日は、外音取り込みを切ったほうが静かなことすらあります。

音楽を流したままでは安全策になりません

外音取り込み中でも、音量が大きければ周囲の音は埋もれます。

歩行中や自転車で安全のために使うなら、音量を下げるか再生を止めてください。

自転車でのイヤホン使用は都道府県の条例で扱いが分かれ、地域によっては違反になります。

機能があることと、安全であることは別の話です。

選ぶときの差は、段階調整と声の強調に出ます

安い機種は「入・切」の2択です。

上位機種は取り込む量を段階で変えられ、全部入れるか少しだけ入れるかを選べます。

さらに人の声だけを持ち上げるモードを備えた機種もあります。

アナウンスを聞き取る用途なら、この差は体感で分かります。

ヘッドホンでの実装例は、ソニー WH-1000XM5 レビュー:2026年にまだ売れている理由を示す5つの数字にまとめています。

骨伝導やオープンイヤー型は、そもそもこの機能を持ちません。

構造として耳が開いているので、電気的に取り込む必要がないからです。

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