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SBC・AAC・LDACの違いは、送れるデータ量と遅れの大きさに出ます

白い机の上に置かれた黒いオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホン

Photo by C D-X on Unsplash

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コーデックは、音を圧縮して電波に載せるための方式です。

Bluetoothは有線ほど太い通り道を持たないので、必ずどこかで音を削ります。

その削り方の違いが、コーデックの違いです。

変わるのは主に二つ、送れるデータ量音が遅れて届く大きさです。

そして大事なのは、送る側と受ける側の両方が対応していないと使えない点です。

片方だけがLDAC対応でも、実際に動くのは共通して使えるSBCになります。

対応表よりも、手持ちのスマートフォンが結論を決めます

4つの方式の違いは、この表に収まります

方式 最大のデータ量 主に使える機器 向いている場面
SBC 約328kbps すべてのBluetooth機器 どこでもつながる保険
AAC 約256kbps iPhone、iPad、Mac iPhoneでの音楽再生
aptX Adaptive 約420kbps 一部のAndroid 動画、ゲームの遅れ対策
LDAC 約990kbps ソニー系とAndroid全般 静かな環境でじっくり聴く

数字の上ではLDACが3倍近く有利に見えます。

ただしこれは電波の状態がよいときの最大値です。

iPhoneをお使いなら、選べるのはAACだけです

iPhoneはaptXにもLDACにも対応していません。

つまりiPhone向けにヘッドホンを選ぶなら、コーデックは判断材料になりません。

LDAC対応と書かれた高価な機種を買っても、iPhoneではAACで鳴ります。

その予算は、ノイズキャンセリングの効きと装着感に回したほうが確実です。

Androidの場合は、設定の「開発者向けオプション」で今のコーデックを確認できます。

機種によっては、そこで手動で切り替えることもできます。

パソコンやテレビにつなぐ場合は、さらに条件が厳しくなります。

送信側の対応が古く、SBCしか使えないことが少なくありません。

高いコーデックに対応していても、相手が対応していなければ一度も使われません。

LDACの990kbpsは、混んだ場所では330kbpsまで落ちます

LDACは電波の状態に合わせて、990・660・330kbpsの三段階を行き来します。

駅のホームや空港では、いちばん下の330kbpsで動くことがふつうです。

この値はSBCと大きく変わらないので、外では差を感じにくくなります。

音が途切れるようなら、接続優先の設定に切り替えてください。

差がはっきり出るのは、自宅で静かに聴いているときです。

反対に、移動中の使用が中心なら、コーデックより遮音性能を見るべきです。

電車の走行音は、どのコーデックの差よりもはるかに大きいからです。

遅れが問題になるのは、動画とゲームだけです

SBCの遅れはおよそ0.2秒で、口の動きと声がずれて見えます。

aptX Adaptiveは0.1秒を切る場面もあり、この差は動画ではっきり分かります。

ただし主要な動画アプリは、映像側を少し遅らせて自動でそろえています。

だから普通に動画を見るぶんには、実用上の問題は起きにくいのが現実です。

音楽を聴くだけなら、遅れは何も影響しません。

自分で弾いた音を聴く楽器の練習だけは、有線を使ってください。

ここは補正が効かず、0.1秒でもはっきり演奏の邪魔になります。

ヘッドホン本体の完成度がどれだけ効くかはソニー WH-1000XM5 レビュー:2026年にまだ売れている理由を示す5つの数字で確かめられます。

ハイレゾの定義を確認する公式サイト(日本オーディオ協会)

ロゴの条件を知っておくと、売り場の「ハイレゾ対応」の意味も読み分けられます。

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