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空気清浄機のイオン発生機能は、オゾンが何ppm出るかで見分けます

白い家具と木の床が続く、明るく静かなリビング

Photo by Bailey Alexander on Unsplash

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イオン、プラズマ、活性種。空気清浄機のカタログに並ぶこうした名前は、いずれも放電を使う付加機能を指しています。

放電を使えば、オゾンが副産物としてわずかに生まれます。

確認すべきは、出ているかどうかではありません。何ppm出ているかです。

イオン発生機能は、荷電粒子を部屋に放つ機能です

ろ過式は吸い込み、イオン式は放ちます

HEPAフィルターを使うろ過式は、空気を本体に吸い込んで、繊維で粒子を受け止めます。

汚れは本体の中に溜まります。部屋に向かって出ていくものはありません。

花粉やハウスダストのように比較的大きい粒子は、このろ過式だけで十分に取れます。

イオン発生機能はその逆です。

放電でつくった荷電粒子を室内に放ち、浮遊しているにおい成分やウイルスに付着させます。

放電を伴うのは後者だけです。ろ過機能しか持たない機種から、オゾンは出ません。

国内メーカーの多くは、この2つを1台にまとめています。

同じ「空気清浄機」という名前でも、中身は別々の技術が2つ入っていると考えてください。

判断の線は0.05ppmに引かれています

日本電機工業会の自主基準では、家庭用空気清浄機のオゾン発生濃度を0.05ppm以下と定めています。

比較の相手になるのが、日本産業衛生学会が示す許容濃度0.1ppmです。

環境省が定める光化学オキシダントの環境基準は、1時間値で0.06ppm以下です。

自主基準は、この2つより低いところに引かれています。

許容濃度 0.1 ppm 環境基準 0.06 ppm 自主基準 0.05 ppm

オゾン濃度の3つの目安。上から日本産業衛生学会の許容濃度、環境省の環境基準(1時間値)、日本電機工業会の自主基準です。

さらに厳しい線もあります。米国のUL 2998という規格は、0.005ppm未満を「ゼロオゾン」として認証します。

0.05と0.005では、桁がひとつ違います。

カタログにこの認証名があれば、放電式の機能を積んでいても、実質的にオゾンは出ていないと読めます。

機種ごとの数字の並べ方は、空気清浄機のおすすめ3選 2026にまとめてあります。

オゾンは、出ているかどうかではなく、何ppmかで判断する物質です。

寝室で使うなら、イオン機能を切れる機種にします

基準を満たした機種でも、条件が重なれば室内の濃度は上がります。

6畳の寝室、閉め切った窓、8時間の連続運転。この3つがそろう部屋は、リビングとは条件が違います。

プールのような、あるいは青草を刈ったようなにおいを感じたら、それがオゾンの臭気です。

人がにおいで気づく濃度はおよそ0.01ppmからで、基準値よりかなり手前で分かります。

呼吸器に持病のある方、小さなお子さん、ペットのいる家庭では、イオン機能だけを止められるかを確認してください。

多くの機種は、集じん運転を続けたままイオン発生だけをオフにできます。

この切り替えがない機種は、寝室向きとは言いにくいところです。

昼間のリビングで使い、寝るときは止める。この使い分けでも実害は避けられます。

「99.9%除去」は、試験箱の中の数字です

除菌性能をうたう表示の多くは、密閉した試験箱で得られた結果です。

箱の容積、かけた時間、対象とした物質。この3つが表示のそばに小さく書かれているはずです。

実際の部屋は試験箱よりはるかに広く、人が動き、ドアも開きます。

同じ数字は出ません。

国民生活センターは、除菌をうたう商品の試験結果を公表しています。気になる商品名で調べてから買うと、判断が一段速くなります。

国民生活センターで商品テストの結果を調べる公式サイト(独立行政法人 国民生活センター)

付加機能の優劣より先に、フィルターの捕集率と適用畳数を見てください。

イオン機能は補助であって、集じん能力そのものではありません。

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